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より深い感動を、より深い体験で

こんにちは。バジャウトリップ西表フィールドサービスの代表、赤塚と申します。
近年、石垣島を玄関口として多くの方が八重山諸島に遊びに来てくれています。それは人それぞれ求めているものは違うとは思いますが、多くの人は沖縄らしい南国特有の自然を楽しみに来ている方がほとんどだと思います。とくに私たちが住む西表島は島の90パーセントが国有林、全域が国立公園に指定されたジャングルと手付かずの海岸線が残る大自然の島です。2021年7月、ついに世界自然遺産にも認定されました。
 
この島の自然を楽しむのに、何も皆さんが困ることはありません。すでに多くのアウトフィッター、ガイド業者が存在し、ダイビング、シュノーケリング、カヌー、カヤック、キャニオニング、ケイビング、トレッキングなど様々なアクティビティーが用意されています。
 
強いて言えば、そのショップの数、楽しみ方が多すぎてどこを選んでいいのかわからない!? ーという方がほとんどだと思います。
自分に合うショップさん、そしてガイドさんと出逢おうと思えば思うほど、選定は困難です。
 
当店は主にシーカヤックを使用して島のメジャー処はなるべく避け、離島らしいひと気の少ないフィールドを少人数制でご案内しています。
ガイドはアウトドアスキルはもちろん長年の経験があり、遠征経験や各種公認の資格も保持していますが、アウトドア業に凝り固まることなく、集落の行事に参加し狩猟や採集を通して島の自然や文化にも精通しています。
他のショップでは満足できなかった、もっと深く西表島のことを知りたい、もう少し旅人の心をくすぐる経験を得たい・・・。
そんな人ならば、きっと当店は満足してもらえるのではと思っています。
 
だからあまりアウトドアの経験や、体力のあるなしを深く考えなくても大丈夫。
必要なのは好奇心。
人生において特別なひと時、旅を皆様に提供できればうれしく思います。
 

 バジャウトリップ西表フィールドサービス
代表 赤塚 義之

シーカヤックを使ったネイチャーガイドの店ですが……
けっこう何でもやります

バジャウトリップ西表フィールドサービスでは、数少ない日程で島に遊びに来てくださる皆様の為に、天候に応じて臨機応変にツアー内容を変更することを心掛けています。その為にはお客様に一つの手段、特定のフィールドにこだわるのではなく、島の自然をありのまま受け入れてもらうことが必要です。
 凪の日はサンゴ礁を漕ぎ、風が吹けばマングローブの林に入り、雨が降ればしっとりを濡れた森を歩いて楽しむ。
 極上のビーチを見つけたら、ハンモックに揺られて読書にふける。透明度が素晴らしいところではたまらずシュノーケリング。暑すぎる日は沢に入って飛び込みジャンプ!
 そのためバジャウトリップ西表フィールドサービスではカヌーメインではありますが、あくまで手段と割り切り、島の自然を楽しんでもらうためのアウトドアアクティビティーを多く提供していきたいと思っています。

少人数ツアーならではの、その時の自然との一期一会の旅を

バジャウトリップは西表島の自然が大好きなオーナーが一人で営んでいるお店です。
そのため多くのお客様を一度に連れていくことはできませんが、少人数をプライベート感覚を残したままそれぞれのご要望をかなえることが可能です。ですから決められたコースを淡々とこなしていくマニュアル化したツアーではありません。
 
大まかなコースをこちらで用意しています。

 

それ以外にもご提案があれば配慮いたしますので、まずはお問い合わせのほどよろしくお願いいたします。
          例)・カップルでのご旅行、新婚旅行なので何か特別な思い出を
            ・家族ずれで子供と一緒に自然の中でとにかく遊びたい
            ・写真撮影のコーディネイト
            ・動植物の案内ガイド
            ・有名ポイントでない場所で、カヤックからのスキンダイビング
                           ・・・などなど          是非ご相談、お問い合わせください!

ところでバジャウトリップの「バジャウ」ってなに?

バジャウ族の家舟「レパ」
海洋博公園の海洋文化館展示

 

 バジャウトリップの「バジャウ」とは、フィリピン、インドネシア、マレーシアのちょうど国境に当たるスールー海を中心とした海域で生活している漂海民族「バジャウ族」から来ています(マレー語で「bajau」、インドネシアでは「bajo」と呼ぶそうです)。
 
 一家族単位で家舟と呼ばれる帆掛け船に乗り込んで昼夜問わず海の上で生活する人々で魚やナマコ、ウニを獲ってそれを干物にして中国華僑に売り生活の糧として生きる。 生まれるのも海の上。子供を作るのも海の上。そして死ぬのも海の上。 国境も関係なく海を行き交い、子供は海と両親に全てを教わる人たち。 
 そんなバジャウ族に憧れ、カヤックを使って漁をしながら旅をしたい僕は、漂海民そのものになるのは無理としても、彼らにあやかり、海の恩恵を受けながらの自給自足に近い旅をbajau trip (バジャウトリップ)と自ら称して20代の頃行っていました。
 
 西表島に住処を定め、旅することも昔に比べれば少なくなりましたがそのような楽しみを多くの方と共有していきたいと思い、この西表島のフィールドを用いてアウトドアガイドサービスを行おうと思った次第です。
 海を彷徨うバジャウ族のように、この西表島、八重山の海を人力の船、カヤックで旅し遊びつくしましょう。
 

ロウニンアジとカツオドリ

~当店のロゴの意味~

 

 当店のロゴはロウニンアジとカツオドリがモデルに使われています。
 デザインは北米ネイティブインディアンアート調に描かれています。
 何故、北米に生息していない生き物を、このデザインで描いているのか?それにはガイドのこだわりがちょっと隠れています。
 カヤックとは本来、北米のエスキモーやアリュート族などのネイティブインディアンたちが狩猟に使っていた手漕ぎの舟です。近代になって西洋人たちの手によってプラスチックで作られてレジャー用にアレンジされて日本にも入ってくるのですが、元々はそういうわけで北方民族の乗り物です。だから寒い地域で漕ぐからこそ真価が発揮されるものとも言えます。
 しかし、そのデザインはとても洗練されており、海獣類の水の抵抗のなさをモデルに作られたともいわれるほど機能的かつ美しいものです。なにより単身で漕ぎ進む船としてはこれ以上ない性能を持っているものだと僕は思っています。
 打って変わって僕が住んでいる西表島は南の島です。沖縄にはサバニという世界を代表する海洋民であるウミンチュが使っていた舟があり、沖縄の海に適応した性能を持っています。
 世界中を見てみると、ご当地でその性能を発揮する様々な船があり、当地で手に入る素材を使って人智を集結して制作された舟はそれぞれに良さがあります。
 しかし、僕はカヤックにこだわりがあります。
 それはやはり単身で航海をするには最強ではないか?という航海能力にあります。航海するだけなら帆船にはかないませんが単身で…無風でも移動できるとなると、カヤックではないかと思います。
 この北方民族が作り出した最高傑作であるカヤックを用いて、南の海を漕ぎ渡る・・・。そう考えた時、南の海の生き物をモデルに、北の民族のデザインでロゴを作ろうと思ったのです。
 
 ロウニンアジとカツオドリを選んだのは、単純に僕が好きだからです。
 アメリカ北西海岸に住むクリンギット族やハイダ族のデザインを用いていますが、かの地では家族にはそれぞれクラウンという動物が決まっており、クマ、オオカミ、ハクトウワシ、ワタリガラス、サーモン、シャチなどがあります。写真家の星野道夫さんのファンならご存じかもしれません。
 南の地である西表島に住んでいる僕にとって、畏敬の念を抱く生き物といえば、海ではロウニンアジ、そしてカツオドリなんです。
 だから僕のクラウンはロウニンアジかカツオドリだと思っています(けっこうまじめです(笑))。
 そういうわけで、このロゴを見たらそういう意味なんだと思ってくれれば幸いです。

ガイド紹介

チーフガイド 赤塚 義之 Yoshiyuki Akatsuka

1978年10月4日東京都荒川区生まれの千葉県船橋市育ち。
親父は薩摩、母親は越後という酒処夫婦のもと、見事な酒好きに育つ。
しかし、弱い・・・。すぐに二日酔いになる。

東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業。この学生時代に八重山諸島に入り浸って「島旅症候群」に感染。悪化の一途を向かえて休学。西表島に住み込んだあたりで人生ドロップアウト。
その西表島で運命のシーカヤックとの出逢い…。
大学復帰後は伊豆諸島を中心に素潜り・魚突きを学び海の上も、中も、楽しむすべを若くして知ってしまいました。
卒業後、西表島の老舗ガイドショップに押掛けガイド。その後島を出て東京都内でサラリーマンを経験する。三か月前まで無人島で半裸で仕事をしていたのに赤坂のオフィスビルでスーツを着てパソコンに向かっている自分の現状が笑えた。
2005年、仕事を辞めフェザークラフトカフナを担いで日本縦断。南は西表島、北は知床半島までいろいろ漕ぎまわる。

この頃から夏はシーカヤックガイド、冬は東京都内の飲食店で料理の腕、サービス業者としてのスキルを磨き、合間にカヤックを持って遠征に出るようになる。
2008年にニュージーランド遊学。本場のアウトドア、スポーツレジャー大国のやり方に感動する。その一方、日本の自然の素晴らしさに気付かされ、西表島という土地に思いをはせるようになる。
帰国後、やはり自分は西表島が好きだと確信し、島に移住。
2012年7月、ついに独立。現在は猫一匹と暮らしております。

趣味は「魚獲り」と「魚撮り」、その獲物を魚から肴にかえる事。
「見る獲る食べる知る」を実践して西表島ライフを充実させております。
好きなものは日本酒とコーヒー。そして蕎麦。
アウトドア以外の興味関心は水産業関連と飲食業界。
弱点はときおりとび出る鼻毛と寝起きの悪さ。


















所属団体・資格

竹富町観光案内人 No,070
沖縄マリンレジャーセイフティービューロー 水難救助員
BSAC スノーケリングインストラクター
NPO法人沖縄県カヤックカヌー協会 認定ガイド
日本自然保護協会NACS-J 自然観察指導員
AHAハートセイバーファーストエイド 修了
AHAハートセイバーウィルダネスファーストエイド 修了
一級小型船舶操縦特定免許

西表島カヌー組合 組合員
NPO法人 西表島エコツーリズム協会 会員
沖縄県猟友会竹富町支部 会員
竹富町商工会
 

活動

瀬戸内カヤック横断隊 5,7,8,10,11,13,17隊士
3万年前の航海徹底再現プロジェクト 2016
 

主なカヤッキング履歴

茨城県那珂川にて初めてのカヤック 1997
Feathercraft KAHUNA購入 2003
西表島「南風見ぱぴよん」 ガイド 2003、2007~2012
カナダ・アラスカ遠征 2004
KAHUNAとともに西表島から知床半島まで旅をする 2005
屋久島一周 2005
知床Expedition 72,73,83,99 参加
小豆島「島風」 チーフガイド 2006
八重山諸島一周(未完漕) 2006
Feathercraft K-1購入 2007
Alaska Glacier Bay遠征 2007
東京海洋大学水圏リテラシー実習非常勤講師 2008
NZ Upper North Island 1000km 2009
 












アシスタントガイド 堀井 大輝 Daiki Horii

1994年2月21日生まれ
 幼少期より父親の影響を受け大の生き物好きとして育つ。
   高校生の頃初めて訪れたウガンダ共和国で旅の面白さを知り、卒業後世界一周の旅に出る。世界中の野生動物や動物園の写真を撮りながら旅したのち帰国。
 家業の手伝いを経て西表島に辿り着き、ホテルのアクティビティー部門でフィールドガイドをしながら縁あって「ネイチャーガイド西表島の自然図鑑」(メイツ出版)を出版。
 2021年、西表島ナイトツアー専門店「Asante」開業とともにバジャウトリップと事業提携。
 シーカヤック、トレッキング、ケービング、スキンダイビングとマルチにこなす西表島アウトドアマンであると同時に、生物撮影に情熱を燃やし、次の図鑑の出版に備えて日々カメラを持って西表の界隈を彷徨っている。見た目はさわやか青年だが、生粋のマニア気質である。動植物の知識は赤塚も顔負け…。
 ここ数年ビカクシダの生育に熱中。
 



所属団体・資格

竹富町観光案内人 No,097
沖縄マリンレジャーセイフティービューロー 水難救助員
NPO法人沖縄県カヤックカヌー協会 認定ガイド
レスキュー3 SRT-1
AHAハートセイバーファーストエイド 修了
高所ロープワーク特別教育修了
一級小型船舶操縦特定免許
沖縄県傷病野生鳥獣保護飼養ボランティア
 
西表島ナイトツアー専門店「Asante」